2009年1月29日木曜日

ひらく会議とは

「ひらく会議」積極的に関わっている三人が「ひらく会議」について書きました。今後参加して下さる方々がまた新たに書き加えて下さるとうれしいです。


ボーダーレス、何でもあり、という現象が当たり前になって久しい今の日本で、「コンテンポラリーダンス」の存在意義とはいったい何なのでしょうか。
「コンテンポラリーダンス」にあえてこだわってみましょう。
そして一度そこに「とじて」みること。
「コンテンポラリーダンス」のことを当事者自身が語り、その意味を考えることが必要だと思います。
そこから「コンテンポラリーダンス」の可能性が外へひろがっていくのだと信じています。
だからこそ、この集まりは、「ひらく」ための場になるのです。

大橋可也


ジャンルというものは、どのように発生するのだろうか?また、その定義も自然に生まれたり変化したり転がったりするようだ。それは日本に独特な状況なのかもしれない。気がつけば「コンテンポラリーダンス」という領域に属している。そこに「問い」をもちつつ関わりたい。

多様な価値も感覚も、外側からの視点に振り回されて摩耗してしまってはつまらない。独自性が摩耗しないで、クッキリとギザギザの輪郭を表したり、お互いを際立たせたり、ギリギリの接触が起きたりする、創造的で豊かな関わりの場としての「ひらく会議」でありたい。

手塚夏子


時代がポストモダンと言われて久しい。皆、バラバラになって、また違うエナジーが、部分的に燻りだしているのが、大橋さんだったり、手塚さんだったり、BALだったりしている。ダンスで言うなら、モダンダンスに対してポストモダン、ポストモダンダンスとは、どのダンスのジャンルにも属さない、あくまで個人が築きあげたことをいう。この二つの事を考えると、皆で話し合おうという「ひらく会議」をすることは、ポストモダンの次世代を、ひらいていくものだと思うのだけど。

山崎広太

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