2009年1月29日木曜日

ひらく会議アンケート 岡田智代さん

1)3つの言葉について質問します。一般的なイメージや印象や共通認識のことは一度忘れて、個人的にどういうことだと感じるか、あるいはその言葉の印象あるいは違和感などをお書き下さい。

Qあなたにとって「ダンス」とはなんですか?

それがなにかを考える前に、身体から沸いてくるもの。

Qどんな時に湧いてくるもの?自分で意識して湧いてくるのかそれともいつ湧いてくるかまったく予測不能なものか?その湧いてくる背景みたいなものが、ちょっと聞けたらうれしい。

意識して湧いてくるときもあるけれど、むしろ身体の奥に潜在しているといったほうがいいかも。それはいつもすぐさま取り出せるものではなくて、いい状態で表出させるための手段をあれこれと試します。そのプロセスを自分で認められると大抵いいダンスがでてくる。


Qあなたにとって「コンテンポラリー」とはなんですか?

本日ただ今の、というもの。コンテンポラリー・ダンスという語には違和感があります。
コンテンポラリー・ダンスというカテゴリーに自分のダンスを投入したつもりはまるでなく、そのときのダンスを発表したら、そう呼ばれていた。

Qあなたにとって「コミュニティー」とはなんですか?

警戒すべきもの。なぜなら集団で動き始めたとたんに、統一を目指す力関係ができたり、多種多様な状態の受容に制限がかかるから。政治になっていくのを何度も見てきました。

Q あなたにとって、ダンス活動をするモチベーションの根源となっているものごとはなんですか?結論ではなくても、問いのままでも良いのでお答え下さい。

なぜ踊るのか?という問いとは違うのかな?
踊りたいから、踊ることが好きだから、踊りしかないから、だから踊り続けることで(ダンスを発表することで)世界とつながる。

Q なぜ踊るかという問いではなく、もしかしたらダンスでなくてもいいんですが、モチベーションが湧くときってどんな時だろうか、あるいは萎えるときってどんな時だろうか、ということでもいいです。

モチベーションが萎えるのはやっぱり人とうまく関われないとき。
原因は自分にあったり、相手にあったり、両方だったり、相手が集団の場合もあるよね。
それでもやっぱりやり続けようと思うのは、世界とつながっていたいから。
世界につながるという意識を主体的に持てるものが私にとってはダンスなのです。
ダンスでなくても、なにかをやり続けようと自分で工夫したり、努力したりしていると必ずなにかが開けてくる。これはもう絶対。体験的にそれを知っているから、苦しくてもやり続けようと思うし、うまく関わっているときの状態を大切にしている。あ、これは苦しくても、その状態になることができるということを忘れない、という意味ね。
時間かかることあるからね。

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